スコッチグレイン|SCOTCH GRAIN|オフィシャルオンラインストア はじめての靴選び

はじめての靴選び

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  • サイズの測り方

はじめての靴選び シチュエーションに合うデザインをお教えします!

まず、靴をお選びいただくときには、主にひもで結ぶタイプや、ベルトやバックルなどで調整するストラップタイプ、
または着脱が比較的楽なスリップオンタイプとあります。ここでは靴ひもの内羽根、外羽根についてご紹介します。

BASIC STYLE ベーシックスタイル

Oxford 内羽根(バルモラル、オックスフォード)

甲より前の部分に、鳩目(紐穴)の部分が潜り込んでいる状態の紐靴を称します。フォーマル(冠婚葬祭)の場では、この内羽根のブラックのストレートチップシューズが最も適していると言われております。まずは、一足ラインナップに加えていただきたいベーシックタイプです。

「内羽根」のおすすめ商品一例

Blucher 外羽根(ブラッチャー、ダービー)

甲より前の部分に、鳩目(紐穴)の部分が乗っかっている状態の紐靴を称します。羽根の部分が全開にできるため、開きやすいので着脱が比較的素早くできます。フィット感においても調節が容易にできるため紐も締めやすいです。

「外羽根」のおすすめ商品一例

OTHER STYLE デザインスタイル

Monk strap モンクストラップ

モンクストラップとは、靴ヒモではなくベルト(ストラップ)とバックルで甲部分を締めて固定する靴のことです。キリスト教の修道士(“monk”)が履いていた靴が、このデザインの起源とされています。
個性的でビジネスにはもちろんカジュアルシーンでも多く活躍するスタイルです。

Double Monk strap ダブルモンクストラップ

名前のとおりストラップが2本あるモンクストラップシューズです。普通のモンクに比べて華やかな雰囲気になるデザインです。
ストレートチップデザインが多く見られます。

Plain toe プレーントゥ

名前のとおり、つま先(トゥ)から枠部分にかけて飾りのないデザインをプレーントゥと言います。シンプルなデザインだけに、木型や鳩目の位置、バランスでも変わりますが、革によっても作りの良否が端的に表れます。
冠婚葬祭に適しています。

Wing tip ウイングチップ(フルブローグ)

つま先(トゥ)の革の切り替えに使われる革片(チップ)が、翼(wing)のような形をしているので、この名がつけられたとされています。つま先のブローグ(模様穴飾り)も特徴で、別名でも「オカメ飾り」とも言われます。
クラシックな雰囲気を演出するトラディショナルなモデルが人気です。

Straight tip ストレートチップ

つま先(トゥ)の部分に横に一文字の縫い目が施されたラインがあるのが特徴のデザインです。また別名でも古くは「一文字」とも呼ばれています。
冠婚葬祭には最も適していると言われております。

U tip Uチップ

Uチップとは、甲部分にU字型のステッチ(ミシン縫い)が入ったデザインになります。このU字型もミシンで縫い上げた物になります。
革を摘み上げて縫い合わせた物は細かい分類になるとUモカシンと呼ばれるタイプもあります。

Loafers ローファー

「ローファー」とは怠け者という意味があり、その名前の由来はスリッパのように履けるデザインのため。
大きな特徴は、コインの挟める窓が付いていることからもコインローファーなどの名称もあります。

サイズの測り方

ご自分の足のサイズを知ることが、履き心地の良い靴選びの第一歩です。
サイズ選びには「長さ(足長)」と「太さ(足囲)」、「自分の足の特徴」を理解することが重要です。

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ご自分の足のサイズを知るには
足の長さと足囲を測ります。

[足長] かかとの後端から最も長い足指の前端までの長さ

[足囲] 足の親指の付け根の一番出ているところと、小指の付け根の一番出ているところを結んだ周囲の長さ

足長(cm) E EE EEE EEEE
23.5cm ~22.5~ ~23.0~ ~23.5~ ~24.0~
24.0cm ~23.0~ ~23.5~ ~24.0~ ~24.5~
24.5cm ~23.5~ ~24.0~ ~24.5~ ~25.0~
25.0cm ~24.0~ ~24.5~ ~25.0~ ~25.5~
25.5cm ~24.5~ ~25.0~ ~25.5~ ~26.0~
26.0cm ~25.0~ ~25.5~ ~26.0~ ~26.5~
26.5cm ~25.5~ ~26.0~ ~26.5~ ~27.0~
27.0cm ~26.0~ ~26.5~ ~27.0~ ~27.5~

これで靴のサイズ・ウィズは決まりますが、必ずサイズ通りの靴が足にフィットするとは限りません。
左右で足の大きさや骨の出っ張り方が違うなどの足の特徴や、お好みのフィット感(ゆるめ・きつめ等)、靴の使用木型などによりサイズが変わる場合があるからです。

2
足の特徴による選び方と
照らし合わせてみてください。

薄い足ややせ型の足の場合
長さはあるが、甲も薄く幅が狭く、踵まわりも小さい足。
普通や若干太めの足の場合
長さと比べて、甲や幅回りが同じか少し大きいくらいの足。
厚みのある足の場合
長さよりも、甲や幅に厚みがあり、踵まわりも大きく、つま先も余ることが多い。

3
サイズ選びの際に
ご考慮いただく注意点

(1)捨て寸を考慮する
靴のつま先部分には「捨て寸」と呼ばれる余裕が設けられています。
この「捨て寸」は木型によっても長さが変わり、ショートノーズの靴では約10mm、ロングノーズの靴では約20mmと大きく異なります。
→つまり、ロングノーズの靴の場合は若干でもサイズが大きく感じることがございます。
※また、同じウィズでも数種類の木型を使用しており、それぞれ捨て寸や足囲などの長さが変わるため、同じウィズ表示のお靴でも商品によっては足入れ感が異なります。
(2)履きこむことによる中底の沈み
足囲については、履きこむことでお客様の足の形に合わせて中底が沈み、それに合わせて甲革もお足に馴染んで徐々にゆとりが生じていきます。
最初にちょうどよいと感じていても、履いているうちに余裕ができて緩く感じられるようになる場合もあります。
→スリッポンやローファーなどヒモ無しモデルをお求めの場合には、少し小さめを選ばれるとよいでしょう。
★以上はあくまで目安です。これらを参考に個々のサイズ選びをなさってください。
☆また、スコッチグレイン直営店やアウトレット店へのご来店が可能でしたら、ぜひ一度ご試着いただき、ご自身のお好みのフィット感を確かめていただければ、より正確なサイズ選びが可能です。

丁寧な製造工程の証「かかと穴」

商品を製造する工程でアッパー(甲革)を木型(靴型)に合わせて釣り込むという作業を行っています。その際、スコッチグレインでは、アッパーと木型がズレないように木型に釘で固定しています。釘で固定して釣り込むため、両足のかかとの深さが均等にすることが可能になり、また、ズレを極限まで減らすことができ、より正確な製造を行うために欠かせない作業工程なのです。しかし一旦靴が出来上がり、釘を抜いた後は穴が残ってしまいます。

当社の製品はどのシリーズにも同様に左右とも小さな穴が開いております。

また、足裏が触れる靴中の底面を中底といいますが、この中底にも仮止め(動かなくするため)のホチキスの穴が2つ並んで開いています。多少隆起しておりますので、足裏に触れて気になる場合もありますが、すぐに潰れて違和感はなくなります。

キズと思われることも多い穴なのですが、実は丁寧な製造工程の証しなのです。